不当解雇
⬛︎解雇の制限
法は解雇について、「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。」と定めています。判例は、「合理的な理由」について厳格に解釈しており、原則として、解雇以外の手段を尽くしても、労働契約の継続を期待できない程度の理由でなければ、認められません。
法律の要件を満たしていない解雇は無効となり、使用者は解雇から職場復帰までの期間に相当する賃金を支払わなければなりません。
⬛︎地位保全・賃金仮払いの仮処分
解雇をした労働者から、地位保全・賃金未払いの仮処分命令が申し立てられることがあります。これは、裁判に先立って、労働者が自己の利益を保全するための制度で、簡易迅速な手続きで、職場復帰・賃金の支払いを求めることができます。
仮処分命令が発せられると、労働者は裁判を経ずに、職場復帰や賃金の支払いを受けられることになり、生活への被害を軽減することができます。一方、使用者としては事実上解雇が無効になったのと同様の効果が生じるため、申立ての棄却や、命令の取消しなどを求めて、速やかな対応をとる必要があります。
よつ葉法律事務所では、東京の吉祥寺、多摩エリアを中心に、労働問題に関するご依頼に対応しております。対応しております。
残業代請求やハラスメント対応など労働問題でお困りの方は、当事務所までお気軽にご相談ください。
Knowledge当事務所が提供する基礎知識
-
売掛金回収を弁護士に...
売掛金の回収を弁護士に依頼するメリットにはどのようなものがあるのかご紹介します。売掛金の回収をする方法としては、催告書通知による書面での請求、直接の交渉による請求、民事調停、訴訟等、さまざまな方法が挙げられます。どの方法 […]
-
土地の相続手続き
被相続人が所有していた土地の登記名義を変更するには、相続人全員で遺産分割協議を行い、誰の名義にするか決める必要があります。 相続人が土地を相続した場合、登記によって確定しておかないと将来、土地が誰の所有物で […]
-
不動産・賃貸オーナー...
不動産トラブルの中でも、特に不動産賃貸借をしている場合において、賃借人が家賃を滞納しているというトラブルがあります。この場合に賃貸オーナーの方が取りうる手段として、まず、賃料の支払いを請求する権利は契約がある以上、法的に […]
-
傷害・暴行事件
暴行事件の暴行とは、人の身体に対しての物理力の行使とされており、一般的には殴る、蹴るといった行為が当てはまります。しかし日本刀を狭い部屋の中で振り回すことや、髪の毛を切るといった行為が暴行として認定されることもあります。 […]
-
売掛金の回収
期限を経過しても、取引先から代金の支払いがない…。それをそのままにしておくと、売掛金を回収できなくなるかもしれません。そもそも売掛金は、相手方が破産した場合には回収できないことになっています。また、単なる入金忘れの場合を […]
-
相続放棄ができないの...
ご家族の方が亡くなり相続が発生した場合、相続放棄をしたいと考えている方は早めの行動が求められます。相続放棄をするには一定の手続きが必要であるため、放置していると相続放棄ができなくなってしまうケースもあります。以下では、相 […]
Price弁護士費用
法律相談料30分 | ¥5000円+消費税〜当事務所報酬基準による |
---|
Office事務所紹介
事務所名 | よつ葉法律事務所 |
---|---|
所在地 | 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-31-11 KSビル601 |
TEL | 0422-27-6637 |
FAX | 0422-27-6638 |
対応時間 | 午前10時〜18時(事前予約で時間外対応も可) |
定休日 | 土・日・祝日(事前予約で休日対応も可) |
最寄り駅 |
JR中央本線(東京~塩尻) 吉祥寺駅 JR中央線(快速) 吉祥寺駅 JR中央・総武線 吉祥寺駅 JR成田エクスプレス 吉祥寺駅 京王井の頭線 吉祥寺駅 |